【体験者が語る】NFTの買い方入門｜Zexaverseや東京のおすすめは？失敗しないための羅針盤
「NFTって、なんだか儲かるらしいけど、どう始めればいいかわからない…」
「Zexaverseという言葉を見かけたけど、一体何なんだろう？」
「東京に住んでいるけど、NFTを楽しむおすすめの方法ってあるの？」
もしあなたが今、こんな疑問や不安を抱えているなら、この記事はあなたのためのものです。こんにちは。私は2017年のビットコインバブルを皮切りに、この浮き沈みの激しい暗号資産の世界を生き抜いてきた、一人の投資家です。
かつての私は、あなたと同じように希望に満ち溢れていました。2017年の熱狂の中で4000万円の利益を手にし、有頂天になりました。しかし、その先に待っていたのは地獄でした。天井知らずに買い増しを続けた結果、一時は1.5億円にまで膨らんだ資産は、バブル崩壊とともに1000万円まで暴落。そう、私はたった一度のバブルで1.4億円もの資産を失ったのです。
この壮絶な失敗は、私の投資家人生を根底から変えました。二度と同じ過ちを繰り返さないために、私はチャートの裏に潜む市場心理を、プロジェクトの真価を、そして何より自分自身の欲望と恐怖を徹底的に学びました。この記事は、そんな私の血と涙の経験から紡ぎ出した、あなたへの道標です。小手先のテクニックや、甘い「爆益」の話はしません。あなたが私と同じ轍を踏まぬよう、愛と厳しさをもって、NFTの世界を安全に航海するための羅針盤をお渡しします。
そもそもNFTとは？ 7年前に私が知りたかった「本当の価値」
さて、本題に入る前に、少しだけ私の話に付き合ってください。多くの人がNFTを「高値で取引されるデジタル画像」くらいにしか思っていません。正直に言えば、かつての私もそうでした。しかし、それはNFTという氷山の一角に過ぎません。
NFT（Non-Fungible Token：非代替性トークン）の本質は、「デジタルデータに、世界でたった一つの『本物』であるという証明書を与える技術」です。これを実現しているのが、ビットコインを生み出したブロックチェーンという技術。この技術のおかげで、私たちはアートや音楽、ゲームのアイテムといったデジタルデータに、まるで不動産の登記簿謄本のような、誰にも改ざんできない所有権を記録できるようになったのです。
これがどれほど革命的なことか、想像できますか？
例えば、あなたが応援しているアーティストが、限定100枚のデジタルアートをNFTとして販売したとします。それを購入すれば、あなたは間違いなくその100人のオーナーの一人であると、世界中に証明できるのです。そして、アーティストには直接収益が渡り、二次流通（あなたが他の誰かに売却）した際にも、売上の一部がアーティストに還元される、そんな仕組み（プログラム）を組み込むことすら可能です。
これは、単なる投機ではありません。クリエイターとファンが、よりダイレクトに、そして公正につながる新しい経済圏の誕生です。世間が「怪しい」「投機だ」と騒いでいる間に、ブロックチェーン技術は社会の仕組みを根底から変えようとしています。私がこの世界に魅了され、大きな失敗をしてもなお、この市場から離れられない理由はここにあります。
NFT購入への航海図｜失敗しないための5ステップ
NFTの世界は、まるで広大な海。準備なく飛び込めば、あっという間に嵐に飲み込まれてしまいます。ここでは、私が多くの失敗から導き出した、安全な航海のためのステップを地図として授けましょう。
ステップ1：港を選ぶ（国内の仮想通貨取引所を開設）
最初の寄港地は、日本円を仮想通貨に両替するための「港」、つまり国内の仮想通貨取引所です。Coincheck（コインチェック）やbitFlyer（ビットフライヤー）などが有名ですね。
選ぶポイントは、手数料の安さだけでなく、セキュリティの高さ、そして何よりあなたが使いやすいと感じるかどうかです。まずは無料で口座を開設し、アプリの操作感を試してみることをお勧めします。※2025年6月時点の情報です。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。
ステップ2：燃料を補給する（仮想通貨イーサリアムを購入）
NFTの取引で最も一般的に使われる通貨が、イーサリアム（ETH）です。これがあなたの船を動かす「燃料」となります。取引所の口座に日本円を入金し、まずは失っても生活に影響のない少額からイーサリアムを購入してみましょう。いきなり大金を投じるのは、初心者が最も陥りやすい失敗の一つです。
ステップ3：自分の船を持つ（ウォレットを作成）
次に必要なのが、購入した仮想通貨やNFTを保管しておくための「船」、すなわちウォレットです。最もポピュラーなのが「MetaMask（メタマスク）」という、ブラウザの拡張機能やスマホアプリで使えるウォレットです。
ここで、絶対に覚えておいてほしいことがあります。ウォレット作成時に表示される「シークレットリカバリーフレーズ（12個の英単語）」は、あなたの全財産を守る最後の金庫の鍵です。絶対に誰にも教えてはいけません。スクリーンショットもダメ。デジタルで保存せず、必ず紙に書き写し、誰にも見つからない場所に厳重に保管してください。これを失えば、二度と資産を取り戻せなくなります。
ステップ4：大海原へ出航する（マーケットプレイスに接続）
準備が整ったら、いよいよNFTの「大海原」、マーケットプレイスへと船出します。世界最大のNFTマーケットプレイスは「OpenSea（オープンシー）」です。他にもMagic EdenやBlurなど様々なマーケットがありますが、まずはOpenSeaから始めるのが王道です。
あなたのMetaMaskウォレットをOpenSeaに接続すれば、世界中のNFTを閲覧し、購入できるようになります。
ステップ5：お宝を探す（NFTを選び、購入する）
マーケットプレイスには、無数のNFTが並んでいます。アート、ゲーム、写真、音楽…まさに宝の山です。しかし、同時にガラクタもたくさんあります。
購入前には必ず、ガス代（ブロックチェーンに取引を記録するための手数料）を確認してください。これはネットワークの混雑状況で大きく変動します。焦って高いガス代を払わないよう、少し時間をおいてみるのも賢明な判断です。そして、「Zexaverse」のような特定のプロジェクトに興味がある場合でも、まずは公式サイトや公式SNSからマーケットプレイスのリンクに飛ぶようにしてください。偽サイトへの誘導は、詐欺の常套手段です。
【本題】東京でNFTを120%楽しむ方法｜オンラインとオフラインの融合
さて、「東京でおすすめのNFTは？」というあなたの問いに、私なりの答えをお話ししましょう。結論から言えば、私がおすすめしたいのは「特定のNFTコレクション」ではありません。それは、「東京という世界有数の都市に住むアドバンテージを最大限に活かした、NFTとの関わり方」そのものです。
NFTの取引はオンラインで完結しますが、その価値や熱狂は、しばしばリアルの場で生まれます。東京にいるあなたは、その最前線に立つことができるのです。
オフラインの価値：リアルイベントに参加する
私があなたにまず試してほしいのは、NFTやWeb3関連のイベントに足を運んでみることです。PeatixやMeetup.comといったサイトで「NFT」「Web3」と検索してみてください。驚くほど多くのミートアップや勉強会が見つかるはずです。
最初は勇気がいるかもしれません。しかし、そこには同じ興味を持つ仲間や、第一線で活躍するクリエイター、開発者がいます。彼らと直接言葉を交わし、プロジェクトにかける情熱に触れる。その生の情報と熱量こそ、ネットサーフィンだけでは決して得られない、最高の判断材料になります。
また、渋谷や銀座、表参道などでは、NFTアートを展示するギャラリーも増えています。デジタルモニターに映し出されるアートを鑑賞する体験は、あなたの感性を間違いなく刺激するでしょう。
オンラインとの連携：リアルな繋がりをデジタルの資産へ
リアルイベントの価値は、そこで完結しません。イベントで出会った素晴らしいクリエイターを応援したくなったら、オンラインで彼らのNFTを購入する。ミートアップで聞いた有望なプロジェクトについて、家に帰ってからホワイトペーパーをじっくり読み解く（DYOR）。
このように、オフラインで得た「信頼」や「共感」を、オンラインでの「投資」に繋げる。これこそが、情報が錯綜するNFTの世界で、確かな航路を見出すための最も賢明なアプローチだと私は信じています。「Zexaverse」のようなプロジェクトも、もし東京でリアルイベントを開催するなら、それはその真価を見極める絶好の機会となるでしょう。
私が1.4億円を失って学んだNFT投資の鉄則
最後に、私の失敗談から得た、あなたに必ず守ってほしい「鉄則」を伝えます。これは、私が莫大な授業料を払って得た、血の滲むような教訓です。
鉄則1：短期的な熱狂（Hype）に乗らない
「今買わないと乗り遅れる！」という焦り（FOMO）は、投資家にとって最大の敵です。私もバブルの熱狂の中で判断力を失い、高値で買い増しを続けて大火傷をしました。価格チャートは市場参加者の欲望と恐怖の総体です。皆が熱狂している時こそ、一歩引いて冷静になる勇気を持ってください。
鉄則2：DYOR（Do Your Own Research）を怠らない
「自分で調べる」。当たり前のことですが、これが本当に難しい。かつて私は、インフルエンサーの甘い言葉を鵜呑みにし、実態のない草コインに投資して資金の9割を失ったことがあります。
気になるプロジェクトを見つけたら、必ず公式サイトでホワイトペーパー（事業計画書）を読んでください。どんな課題を解決しようとしているのか？チームの経歴は確かか？コミュニティは活発か？誰かの言葉ではなく、あなた自身の目でその価値を判断するのです。
鉄則3：セキュリティは命綱
「自分だけは大丈夫」という根拠のない自信が、あなたの資産を奪います。DiscordのDMで送られてくる「限定ミントセール」のリンクは99%詐欺です。安易にクリックしてウォレットを繋げば、一瞬で中身を抜かれます。
そして、ある程度の資産をNFTで保有するなら、ハードウェアウォレット（LedgerやTrezorなど）の導入を強く推奨します。オンラインから物理的に切り離して資産を保管することが、最も確実な防衛策です。
鉄則4：税金のことは忘れない
仮想通貨やNFTで得た利益は、原則として雑所得として扱われ、総合課税の対象となります（2025年6月時点）。利益が出た時に税金のことを考えずに使い込んでしまうと、翌年の確定申告で地獄を見ることになります。利益が出たら、税金の分は必ず別にしておくこと。そして、計算が複雑なので、早めに税理士などの専門家に相談することをお勧めします。
あなたの冒険は、ここから始まる
ここまで、NFTの世界を航海するための知識と、私の失敗から得た教訓をお伝えしてきました。NFTは魔法の杖ではありません。それは、新しい価値を生み出す可能性を秘めた、一つの技術であり、ツールです。
この記事を読んだあなたは、もうかつての私のような無防備な初心者ではありません。どこに危険な暗礁があり、どこに宝島が眠っている可能性があるのか、その海図の一部を手にしたはずです。
しかし、最終的に船の舵を取るのは、あなた自身です。価格の変動に一喜一憂する投機で終わるのか、技術の未来を信じ、クリエイターを応援する長期的な投資とするのか。その選択は、あなたに委ねられています。
さあ、恐れることはありません。失敗は最高の資産です。小さな一歩から、あなたの冒険を始めてみませんか？
【明日からできる最初の一歩】
まずは、情報収集専用のX（旧Twitter）アカウントを作ってみましょう。そして、気になるNFTプロジェクトやクリエイターをフォローしてみてください。次に、国内の仮想通貨取引所の口座を一つ、無料で開設してみる。入金する必要はありません。ただ、その一歩を踏み出すこと。そこが、あなたの壮大な冒険の始まりです。
